スーパーカブ1話見ました。
それいついて、極短い雑感。
どんなお話?
スーパーカブというアニメは、事前の情報によると、何の特徴もない女子高生が、スーパーカブを手に入れたことで、その世界を広げる、というような話だったかと思います。
物語の舞台は、長野県北杜市。冬はわりと豪雪地帯ですが、夏は高原特有の涼しけな地域で、とても環境が良いところです。牧場や別荘地なんかもある土地ですね(行ったことある)。
そして、見てみたら、事前情報どおり、なんの特徴もない女子高生がカブと出会って、ちょっと日常がかわりそう、というところで一話が終わりました。
いわゆる、日常系アニメで、雰囲気アニメ。そして丁寧に作られていて、好感持てます。癒やされそうです。バイクを手に入れたときのワクワク感を思い出します(かつてバイカーだった私)。
ここから遠出をすることで出会いが増えていくんだろう、と思えました。
女子高生とスーパーカブ
主役は、女子高生──だけでなくスーパーカブもですね。エンジン始動時には、おなじみのエンジン音をちゃんとサンプリングしていて良かった。
登場するカブは、スタンダードなデザインと色のカブでした。カブといえば、おなじみ自動遠心クラッチ。
で、劇中の購入時です。価格を聞いてびっくりの、なんと1万円。
ちなみに、カブは人気車種なので、状態が良くても、悪くても、走るものを1万円で買える、なんてこたぁありません。
いちおう、設定としては、2〜3人、人を害している「いわくつき」だからということになっていますが、このあたりはフィクション。それと、設定といえば主人公の女子高生が、両親がいない、というのも気になりますが、そっちもフィクションかな。家族ドラマが面倒くさいから排除したのだろうと思っています。
日常系の物語が許されるのはアニメと小説くらいだよね
さて、スーパーカブというアニメを見ていてつくづく思うのは──これ実写だったら、本当に特徴のないお話になるのだろうな、ということ。
私、映像がらみの仕事に携わっていたことがありますが、その界隈には自主映画を作っている人たちもちらほらいます。そして、彼らがスーパーカブのような内容を自主映画にしても、たぶん歯牙にもかけてもらえないんですよね。
あるいは、深夜の短いドラマ枠でアイドルをつかって同じものをやる、というのはありそうですが、それも、おそらくワンクールで忘れ去られるものになるでしょう。
そうして考えると、実写ではなく、丁寧につくられた作画で、女子高生とスーパーカブが映っているだけで、なんとなく尊いと思えてしまうのは「絵」というものの、すごい力だと思うのです。
だって普通に1話見ちゃうんですもの。
そう考えると、質の高い「絵」が動くというのは、それだけで価値でありおもしろい、ということなのかもしれないな、なんて見ていて思いました。
そんなこんなで、引き続きのんびり鑑賞していきたいと思います。内容にドラマがあるなら、そのドラマについて言及もしますが、まずは──
BGMでも流すように、PVでも見るようにして、楽しみたいと思います。