メイドインアビスはなぜ鬱&グロでも物語として面白いのか?

メイドインアビス
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メイドインアビスの二期が始まりましたね。

一期の時からキャラに反してエグいグロ&鬱展開が評判でした。賛否あるなかで、いちど劇場版へにげることで、お茶を濁しましたが、結局もどってきました。

個人的には嬉しい限りです。

打ち切り説あるアビス?

メイドインアビスは打ち切り説があります。それは作品のエグさによるファン離れとかではなく、どちらかというと先生の不摂生を気にしての話です。

ですが、今の所お話は順調に続いています。

2期もはじまったのですから、ぜひ周辺の方々出版社の方々は、先生をケアしつつペースを崩さずにやってほしいものです。

さて、今回はそんなファンから常に崖っぷちで奈落におちるんじゃないかとハラハラ見られているメイドインアビスの、面白さの要点についての簡単なお話です。

面白いんだから面白いんだ!って?まあそうなんですけど、今回はもう少し細かい話。

おもしろいもつまらないも無いかもしれませんが〜まず基本的な要件について

メイドインアビスのいくつかの面白さの要件についてはだいたい以下の通りです。

キャラクターが可愛い

まず第一に言えるのはこれですよね。リコもレグもナナチもかわいい。というかナナチかわいい。

マルルクも男の娘かわいいし、ミーティもプルシュカもかわいいし。ボンボルドも(おやおや?

とにかく、可愛らしい絵柄のキャラクターが伸びやかに活躍するのがメイドインアビスです。これが人をひきつけているのは間違いないでしょう。

世界観が深く深ぁく作り込まれている(アビスのように

次に、世界観について、アビスという謎の大穴は、独特の世界として作られており、探検モノの世界として、作者の想像力がすばらしいまでに表現されています。

なぜそうなっているか?とか細かいことは抜きにして、地質から生物までほんとうにバリエーション豊かにつくられている。

気候風土だけでなく、生き物にいたっては生態のほかに、多くは味まで・・・。

これがまた魅力的なんですよね。

ミステリが多く興味深い

メイドインアビスは謎の塊です。そもそものアビスの存在もそうですし、そこに住まう人々の振る舞い、白笛たちの生き様、生物について、各階層の意味、その他諸々すべてが、謎、謎、謎です。

この作品に込められたミステリは、視聴者を強くひきつけています。

グロいエグい

そして、かわいいキャラクターに、ミステリに加えて──メイドインアビスといえば、グロさです。

グロさというのは、生々しさです。キャラクターだけでなく生物も、あの絵柄でもって、損壊し時にグロテスクな展開をするのです。

リコにいたっては、かわいいだけでない、体中のあらゆるグロい出し物をさらしてみせることまでします。

それは可愛さに対する強烈なギャップとなって、視聴者に襲いかかります。メイドインアビスは常にグロさと隣合わせなのです。

展開が鬱

最後に、メイドインアビスといえば鬱ですね。

劇場版を視聴し、第二期にたどり着いた、メイドインアビス探窟家の皆さんならご存知だと思いますが、とにかく、鬱展開をぶっこんできます。

プロ漫画家もぼやくほどの、鬱物語なのが、メイドインアビスなのです。

普通に考えると、こんなもの拒否られて、一部の人にしか受け入れられないと思うんですけど、なぜかメイドインアビスはグロと鬱を同居させているにも関わらず多くの人々の信任を得ているんですよね。

面白さについては、説明したとおりなんですけど、なぜそこから魅力が生まれるのか?そこについて、気づいたことがあります。

メイドインアビスが提示する、困難と希望の物語

メイドインアビスは、かわいい×鬱×ミステリあたりの組み合わせで人気を得ている、ドM向けの作品かと思いきや、じつはオーソドックスな「面白い作品の要点」というものを、きっちり作り込んでいる作品でもあります。

それは、ゲームでいうところのアクションに対する「課題」「報酬」の関係にもちかいものがあるものです。

多くのドラマというのは、基本的には「課題/困難」「解決」による爽快感を視聴者に与えることで、楽しさを与える構造になっているのですが、メイドインアビスもきちっとそのあたりはクリアしています。

重要なのは、その解決が登場人物の「ひとすじの/ささやかな希望」であることです。

鬱ミッションだけでないメイドインアビス

メイドインアビスというのは、いままでさんざん絶望的なまでの鬱展開を行ってきましたが、その最後には、かならず希望が提示されます。

だいたい、困難を解決し、リコやレグやナナチは、かけがえのないものを失いかける/というか実際に失うのですが、作者はその後で残酷なまでに「ひとすじの/ささやかな希望」を紛れ込ませてくるのです。

ナナチのときもそうだし、オーゼンのときも、ボンボルドのときもそうでしたね。そこにはとんでもない不幸な事件や、恐ろしい情報が提示されますが、その後にかならず次への希望がある。そして、リコは困難と不幸のあとに必ず前を向きます。1エピソードの残酷/鬱のあとに、かならず希望を入れてきます。エグいです。

この希望の提示が報酬となって、視聴者は次を見たいと思ってしまうのです。

作者は残酷なまでに徹底的に、この「困難」「希望」の提示をくり返すことで、視聴者を強烈に惹きつけ続けるのです。そうして僕らはメイドインアビスの奈落に落ちてゆくのです。

この徹底的な構造と可愛いキャラと世界観がとんでもないシナジーを生み出しています。僕はこれに気づいて、この作品マジやべーと思いました。作者、どんだけエグいんだ、と。

この困難と希望の連続提示は、確実に僕らを成れ果てにしてしまいます。階層が深まれば深まるほど、僕らはおかしなことになっていきます。そういう、恐ろしい構造を持った作品がメイドインアビスなんです。さて、あなたは視聴をつづけますか?それとも引き返しますか?

ちなみに僕はもうあとには戻れないようです。上昇負荷あるしね、ナナチもいないし。見届けるしか無い。なので打ち切りとか勘弁してね。

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