怪物事変の二話見ました。
ええ、前回の感想はなんかモフモフしたイケオジがショタを保護する、香り立つショタアニメかとおもったんですが、第二話の蓋を開てみたら、イケオジはやや駄目男っぽくて、主人公の夏羽くんが人情ネタで視聴者を泣かせに来ていました。
あー、そう、そういう展開がベースなんだ?
これは、バケモノと忌み嫌われ、世界から排斥された子どもたちが、親を探す話なのね。
そして、織と晶というショタも出てきました。織は蜘蛛で晶は雪女じゃなかった雪男の娘のようです。
彼らも孤児でした。彼らはスリーマンセルを組んで、物事を解決してゆくのでしょう。
で、いいなと思ったのは大きく2つ。
「人情展開」
主人公の夏羽きゅんが、親を探したい、と願っていることが劇中で明かされましたが、それに重ねるようにして、劇中の事変も母の子への愛を示すようなお話でした。身を捨てて子を守るとか、そんなもん見せられたら涙腺に来るに決まってますよ。
で、これが夏羽の親への僅かながらのポジティブな希望へとつながる訳です。自分を捨てたのは何か事情があったのだろう、と。
コミックのほうがどうなってるかわかりませんが、展開としてミステリがまずあり、その事情が事象とセットでしっかりと語られていた。オチもついていたし、さらに、それが夏羽の求めるものにもつながっていて、2話はかなりしっかりとした構成のお話でした。(1話もちゃんとしてるんですけどね、題材が本編とバックストーリーにリーチする二重構造になっている2話のほうが重層的だった)
劇中展開が親子がらみばかりになるかどうかわかりませんが、事情があって人を害する他者と、そのロジックについて、けっこう丁寧に描いてくれそうで、好感度高かったです。
一方で、前回母をたずねて三千里だと言ったそのとおりでもあり、クサくならない範囲での、お涙頂戴描写になればいいなー、などと思いました。
やりすぎると、うっとおしいんですよね人情物って。この手の話は、鬼滅とかは本当にうまくやっていたと思います。
「怪異描写」
モンスターバトル物かと思いきや、人の内面に端を発する怪異的なものもあつかうんですね。原作未読なので、この先どんな怪物事変が起きるのかはわかりませんが、心に端を発した蟲の描写は、けっこう筋も通っていて面白かった。
今後どんなアイディアが出てくるか楽しみです。
あ、あともう一つ気になる点があった。
晶くんの喋り方、アレいいの?
ヒプマイの飴村乱数とかもそうなんですけど、男子声優がやる、めちゃくちゃ鼻につく甘え男の子声が、むりやりすぎて気になってしょうが無い。
普通に女性声優使えばいいのにって、思うんだけど、変声後の男性声優でそれやるのって、みんな気にならないの?いや、そのスキルはスゴイと思うんですけど、やっぱり無理やり裏声をだしているような、ちょっと詰まった無理矢理感ある気がするんですよね。
めっちゃきになるんですけど。。
そんなこんなで、引き続きショタを追いかけていきたいと思います(ここだけ読むと問題あるね)。