業務上の必要性と趣味と実益を兼ねて、コロナな令和二年の7月から1ヶ月半にわたって、アフィリエイトブログをやってみたんですが、まあまあ、調べて理解すればするほど、見事なまでの赤い海でした。
もともと、私が知りたかったのは検索と広告の関係性、そしてWordPressを使ったWEBサイト運用なので良いっちゃ良いんですけど、でもまあ、やっぱり何か見返りがあるなら得たいじゃないですか? なんで、多少なりとも昔とった杵柄でコンテンツ運用なども意識しつつ、マネタイズを試みるわけですよ。
で、分かってきたこと──えぇ、今ってみんなこんな辛い想いをしてブログやっているんだね。これはよっぽど何か発信したい人じゃないと続かないねぇ、ということ。
やってみて身体で理解したこと(´・ω・`)ビクンビクン
猫も杓子もアフィSEOこうすればうまくいくよPR合戦
まず、WordPressや広告の運用などをググりながら学んでいて思ったのはコレですよね。猫も杓子も説明サイトばかり。ええ、メチャクチャ便利です。ちょっと疑問に思ったことは、かならず解決方法がググると出てくるの、すごいっすね。つまり、逆をいえばSEO成功体験とそのメソッドで面をとっていく、というのは、かなりしんどい作業だと察しが付く。
加えてもう一ついうと、広告まわりの高単価商品とそれに連動するLP、PPCモデルだっけ?そのあたりも、結構やり尽くされている匂いがして、ああ本当に真っ赤な海がひろがっていたのでした。
面取りゲームを身を以て理解する
初めはWordPressの使い方学びだったんで、まあ好きなことやろうと思ったんですよ。僕が得意な──というか、書いていて苦にならないコンテンツレビュー関連の話から、派生して、試しに身の回りのアイテムなんかを記事構成のまとめ方の学びがてらやってみたり。しかし、事前に知らせられていたとおり、初期は本当に1つもアクセスがありませんでした。だろうなー、とは予想していたけど、マジで?という気持ちもないでもなかった。理由は立ち上げ当初という他にSEOを理解していなかったというのもありますけどね。
とはいえなにもしないのも嫌なので、もう一つほかのPRと思って、ツイッター連動で更新を開始。お、今度は最低限のアクセスがあった。しかしそれでも、日に数件程度の雀の涙。ああ、アフィブログっていうのはこういう世界なんだ、と理解する。Google検索上位ブロガーは、毎日じゃぶじゃぶアクセスを得ているわけですよね、そこにたどり着くのはいかほどの時間がかかるのか?考えただけで面倒くさくなる。よくみんな続いているな、と。
そして、ふと気づくんです。誰かが言っていたアフィブログは面取りゲームだという指摘。ならばその面となる情報をコツコツ書けばいいのか? いやこれがどうもそれだけではない。情報というのはパクられるし時間とともに劣化するんですよね。当たり前といえば当たり前なんですが──
最近アクセス数が急激にのびた案件として、試しに書いたPixel4aとアニメ系の記事があります。そしてそれらの記事は──Pixel4aはほかのニュースサイトやブログが伸びるに従って、アクセスを減らし、アニメ系は各話ごとに取り上げられたキャラクターの活躍によってアクセスが増減するという、僕にとっては初めての面白い数字増減を確認させてもらうことになった。
ココから得られたあたりまえの結論は「面を抑えてもそれが古くなったら、アクセスは減る」という話です。トレンドによって増減する。だから、理想は多くの人がある程度の期間、長期的に安定してアクセスし、かつ、盗まれない情報を保持することです。それを行いつつ広告案件の営業をとってくるという、仕組みっぽい。そんなもの、シンドイに決まっているでしょう、という感想。
そりゃ、勝ち逃げのために俺凄いんだぜPR合戦をするビジネスモデルになるわ、とアフィブログの状況を強烈に理解しました。
で、何すりゃいいの?
で、運用に際しては、結局何をしてゆくのが正解なのか? ということが1番気になります。
一つは本当にまだ生まれていないジャンルを事前に押さえる、というヤツですね。Pixel4aで1記事だけ、しばらくアクセスが減らなかったものがあるんですが、これは情報告知の当日に、深夜30分くらいで要点をまとめてアップしたものでした。そして、多分それを出したのは日本国内において私はかなり早かった。こういうスピード感があり、かつ確りとした情報は先行者メリットがしっかりとあるのが分かりました。ならば1年後2年後、お披露目が確定しているものをコツコツと積み上げて用意しておく、というのは一つの手なんだろうな、と思いました。それが何か、っつ〜話ですけどね。
もう一つは、劣化しない存在として、情報ではなくブログ運用者のキャラクターを成長させてゆく、というスタンスですね。これは岡田斗司夫さんが、評価経済とかでも言っていましたけど、ようするに顔を売って1000人ファンがついたら、その人は生きていけるんだ、という話です。幾人かのブロガーもそういう立ち位置に収まっていますし、今はほんとうにユーチューバーがそうなっている。ファンビジネスです。
つまりは、劣化する情報コンテンツであっても、それによって知名度を上げられるんであれば継続して発信していく価値がある。これも、事前に分かりきった話なんですが、やってみて「ああ本当にそうなんだね」と、改めて理解しました。
結論としては4つくらい
- 本人知名度を独自性とセットで上げる方策をもつ。普通の人はNGってこと。
- 近い将来の面を抑える。まだ見ぬジャンルを真っ先に抑えるということ。
- チープ化しない独占情報を保持し、それを発信すること。
- なんなら記事じゃなくてサービスや仕組みで使われることで継続アクセスを稼ぐこと。
この4点あたりを組み合わせて戦略的に継続的にやっていけるかどうか?それが一つのビジネスとしての生き抜き方ですよね。うん──あれ、これって普通のビジネスと変わらないじゃん、なんて思いつつげんなりしますね。
いちおう、ワタシ的にはWordPressと広告周り、そしてアナリティクスやらサーチコンソールやらの数値検証とかは、仕事の上で覚えることがあるので引き続きやりますが、ブログ自体を伸ばしマネタイズするというのは、何処までやれるかはやっぱり未知数ですね。さてはてどうなることやら。
当面は、みなさんが言っている月間3万アクセスをどう確保するのか?というのがミッションです。
理屈でいったら、1記事デイリー10アクセス×100記事=デイリー1000アクセス。これを30日やると3万になる。しかし、チープ化しない情報をもってデイリー10アクセスを検索から得ることができる1記事を確保する、というのがいかにハードルが高いか。
コレ昔はもっと楽だったんですかね? いちおう、サジェスト検索とニュースと時流をみれば検索なしでも記事次第でデイリー10アクセスは取れるのが理解できた。それが伸びるか伸びないか、Googleの検索他に残るのかどうかというのも、SEO次第という話もなんとなく分かった。あとはそれを100記事でしょ? そのアクセスが得られる特定ジャンルワードで100とかマジでしんどいんですけど?(ちなみに既に50記事出しているが、そのうち8割は上記を理解する前の記事なのでSEO対応しきれておらず無駄となった(´・ω・`))
もうちっと楽する方法考えないと、片手間の運用はしんどいなー、と思いました。
以上、愚痴めいた感想でした。