【戦翼のシグルドリーヴァ】初回感想〜シグルドリーヴァは新時代クリエイターの試金石?

戦翼のシグルドリーヴァ
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戦翼のシグルドリーヴァが始まりました。この作品はオリジナルアニメーションですね。

せっかくなので、僕はこの作品を事前にレビューをしようと思ったんですが──これが、どうもしずらかった。放映前の情報制限がけっこう厳しかったんですよね。

HP上の情報等の転用が引用であっても許諾が必要であったことも要因ですが──そこについては、イマドキそこに制限かけるの? という気がしないでもなかった。※とあるアニメ情報サイトは、HP転用で告知していたが後に画像が削除されていた。

そういうこともあって、この作品、なにかセンシティブなところがあるんじゃなかろーか、などと勘ぐったものです。この作品、スタッフがちょっと変わっていますね。監督の徳田大貴さんは30代の若手、脚本の長月達平はリゼロの人ですね。そして、その脇を固めるのがベテラン勢となっている。つまりは、この作品、新時代のクリエイターの試金石なんじゃいかと思うんですよね。そういう匂いがぷんぷんします。だからセンシティブになったというのがあるかどうかはわかりませんけどね。

監督 徳田大貴
シリーズ構成 長月達平
脚本 長月達平
キャラクターデザイン 横田拓己
メカニックデザイン 江間一隆
音楽 小森茂生、百石元

一話を見た感想でいうと、脚本と監督がけっこう自由にやらせてもらっているのかなー、という印象。物語はスタンダードをキッチリと押さえつつ、キャラ重視のわかりやすい物語展開となっています。ちょっとベタ過ぎるきらいありますけどね。

そして、キャラクターの表情がアニメーション的ケレン味があるんですよね。旧来であればそこまで誇張しないような表情や仕草がある。あとは無駄なシーンもある笑。サッカーのあのシーンって、別にいらないんですよね。でもわざわざ描いている。ていうか、宮古ちゃんシザーズからのエラシコしてたよね? 何故そこに気合をいれたのか(褒めてる)。このあたりは、監督の新時代の試みをするんだという気概が遊びにでているのかもしれませんね。ただ作画は結構ギリな瞬間あった? アクションモノで若手監督ということで、もし彼が作画カロリー見積もりを誤ったコンテをあげてきたなら──いや今から不吉なことはいわんとこ。

お話自体はドスタンダードではじまって、今回は世界とキャラの紹介といったところですが、気になるのはやはり長月達平先生が脚本に絡んでいることですよね。リゼロは鬱展開ありのダークファンタジーです。ということは、シグルドリーヴァにもそういった展開があることは大いに予想される。ただ、今の所その気配はない。むしろ、今の所SFやメカパートと先生のファンタジーセンスがかち合っていて、ややチープに見えてしまっているのが残念なところです。

定番の構成でいえば、3話〜5話くらいに先生はひとつふたつ「ふっかけてくる」んじゃないかと予想しています。どうなることやら。

とりあえずの導入はヨシ。かわいい4人キャラクターだけじゃなくて、脇を固めるオッサン連中や、市井の人々がいることも、なかなか好感度高いです。他方、気になる点もいくつかあります。ですが、現時点ではプラスもマイナスも評価はしないでおこうと思います。いずれにせよ、ことぶき飛行隊は、スベっちゃったけど、こっちはせっかくなので、空戦モノで一花咲かせてください、なんて事を思いました。