バック・アロウは、才能が噛み合っていない作品になっちゃうかもしれない?

バック・アロウ
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バックアロウ二話見ました。

えー、一話でも奥歯に物が詰まったような感想になりましたが、2話時点で、なかなか厳しいなっていうのが、現時点の正直なところです。

監督も脚本もキャラデザインの人も間違いなく、才者なんですけど、組み合わせがもしかしたら失敗かもしれないんですよね。

©谷口悟朗・中島かずき・ANIPLEX/バック・アロウ製作委員会

以下、気になるところをつらつら。

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谷口悟朗監督の得手不得手

谷口悟朗監督は、ご存知大ベテラン監督です。ルルーシュが有名ですが、そうでないバリエーション豊かな様々な作品を作ってきました。けっこうダークなものもの得意です。

ただ、今にして思うと、演出のテンポは割と王道に則っており、緩めのペースの人だと思うんですよね。

©SUNRISE/PROJECT GEASS Character Design ©2006 CLAMP・ST

ルルーシュって、キャラが濃いんで見れますけど、演出のテンポは旧来のヒーローアニメとおんなじで、いわゆるわかりやすい丁寧な描写の作品なんですよね。あれは、主人公がルルーシュというダークヒーロじゃなければ、かなり古臭い作品に見えていたはずなんです。

良く言えば堅実でわかりやすいんですが、昨今のYou TubeやTik Tok等になれた世代にしてみると、どうもテンポが遅く古く見える。

これは純潔のマリアだと、実写よりの丁寧なドラマづくりっぽくなっていて、逆にかなり良かったんですが、フィクションよりのヒーロー物だと、ちょっとたるいと思いました。

バック・アロウそういうスローな感じと古臭さがあって、どうも気になります。

で、そんな演出傾向の谷口悟朗監督と脚本家の中島かずきはどうなのか?と。

中島かずき氏の得手不得手

前回もちょこっと書いたかもしれないんですが、中島かずき氏というのは、グレンラガンとかプロメアとか、キルラキルとか、舞台出身のケレン味のある演出や演技がよく似合う脚本を書く人だと思うんですよね。

©中島かずき・今石洋之・プロジェクト「グレンラガン」

ヒーロー物も得意なジャンルだと思うんですけど、展開がベタなものが多いので、キャラクターのダイナミックさや、作画の派手さがないと、やすっぽい話にみえちゃう気がするんですよね。

バック・アロウはまさにそういう感じになっているように思えました。

やっぱり、中島かずき氏は今石演出ですしお絵の、ダイナミックなアニメーションだからこそ映える舞台演劇的、歌舞伎的な脚本なのであって、ルルーシュ的なゆるやかな王道ヒーロードラマ展開には合わないかもしれないんです。

ここに、谷口悟朗監督と中島かずき氏のミスマッチが発生している気がするんですよね。

もっと演出にケレン味があっなら、もしくは、もっとデフォルメされたキャラクターデザインだったら、全く違う印象になったんじゃないかなー、というのが、2話時点でのバックアロウの感想でした。

ルルーシュ的お涙頂戴か、グレンラガン的熱い展開か?

今後の話でいうと、シナリオなり演出なりが、それぞれの得意な方に寄ってきてくれれば、うまくまとまると思うんですけど、そうでなかったなら、ちぐはぐなまま、中途半間な作品になってしまうかもしれません。

あるいはバックアロウがルルーシュ的ダークヒーロだったら見れたのかもしれない。あるいはスクライド的な突き抜けたケレン味があったなら?

逆に、脚本がギャクやケレン味や熱血成分を抑えた、感情の機微を追いかける精緻なドラマだったなら?

3話〜5話で、物語的には一山あると思うので、そのあたりで、どちらに振ってくるのかで、本当に評価が変わりそう。

でも、このままだと、デカダンスどころじゃなくなってしまいそうでした。あっちは、少なからず新しい試みにチャレンジしていましたし。

もうちょっと見てみます、バック・アロウ。

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