鬼滅の刃〜続編に関してのフジテレビ介入の噂にClubhouse業界人座談会で否が出た話について

鬼滅の刃
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つい先ごろ、鬼滅の刃の続編計画について、フジテレビ側での調整が難航している、という情報がありました。

それについて、Clubhouseの業界人座談会で、真偽の情報を聞いたのでちょっと書きます。

まず騒動について

まず、そもそもの騒動はネット上の記事にあります。

鬼滅の続編について、まだ発表がないことからいろいろと憶測が飛び交っています。

ニュースの大枠としては、フジテレビが放映権をもっていることから、今後の展開については映画ではなく地上波のゴールデンで放送したいという意向がまずあります。ですが、それが原作の内容によって難しい側面があり、調整が難航している、という話です。

具体的には、無限列車編の次が「遊郭編」なんですよね。それが、ゴールデンで放映しづらいと。

さらにいうと、遊郭編のあとの「刀鍛冶の里編」は、炭治郎しか出演しないことから、コンテンツビジネス的に、美味しくない、という問題もあり、そのあたりを出版社、原作者と調整している、という情報でした。

ちなみに、同記事において上記2つの話をしたのは「映画配給会社関係者」「同・映画配給会社関係者」「漫画雑誌編集者」だそうです。

そして、このネタについてフジテレビは「そのような事実はない」と断っています

怪しいですね〜。

言われていた内容の雑感

無限列車編の次が「遊郭編なので、放映しづらい」という話ですが、漫画版を見た方はご存知かと思いますが、そんなにセンシティブな内容ではないですよね。宇髄天元や堕姫(だき)や妓夫太郎(ぎゅうたろう)は尖ったキャラではありますが、それほどセンシティブではありません。遊郭編において、性的描写はほとんどなくて、CEROレーティングでいったら12歳以上なら問題ないでしょう。むしろ、問題なのは殺伐とした戦いをゴールデンでやるの? という話ですよね。

しかし、ここまで国民的アニメになってしまっているのであれば、それを12歳以下の子供にみせるかどうかというのは、親に委ねたっていい話ですよね。また、残酷描写は、鬼滅自体のデザイン性、耽美さによって、かなり回避出来るとも思います。

さらにスポンサーが付かない、ということもないでしょう。妥協点としてはゴールデンではなく洋画とおなじ21時以降の放映でも良いのでは?と思います。エヴァなんて17時からやってましたし、やりようはいくらでもあります。また鬼滅のテーマ性を考えると、有害コンテンツではないですからね。それに、そもそも、深夜にやるアニメがそこに放映されるだけでも、文句を言う筋合いはないでしょう。

そして、次に「刀鍛冶の里編」ですが、これも文句を言う話ではなく、昨今の時流にのっとって、原作の通りやるべきでしょう。でなければ良さが失われてしまう。そのうえで、スピンオフとして本編外の物語を作るというのは、アリでしょうけど。

そもそも、セールスの手法としては、ガンダムとかと同じでいいと思うんですよ。すなわち、TV版を放映し、セールスにつなげ、さらに再編集版として劇場版を何部作かでやればいい。なんなら、既に放映されたTV版も劇場版として再編集したっていいでしょう。ガンダムなんて散々やられていますし、エヴァだってリブートしている時代ですからね。

さて、それはそれとして、この「フシテレビが版元と調整が難航している」という話についての審議はどうか?

危惧するフジテレビの暗躍?

フジテレビといえばドル箱コンテンツの引き伸ばし作戦で有名ですよね。

ドラゴンボールとか、ワンピースとかは、1話が非常に引き伸ばされて、さらに本編にはない物語が作られている。それ自体は悪いことではないと思うんですけど、やっぱり作品によりますよね。

ドラゴンボールとかワンピースは、スピンオフしたり、話を追加したりしやすいコンテンツですよね。

対して鬼滅の刃というのは、あのシュッとまとまったパッケージだからこそ楽しめる話です。エピソードあたりの引き伸ばしというのはやらないほうが良い。ていうかマジやめてほしいですよね。

ただ原作者お墨付きで質の高い追加エピソードが作られるなら、それはちょっとウェルカムだったりします。そういうところを調整しているなら、嬉しい話かもしれません。

しかしそもそもフジテレビ側は記事にあるような事実は言明していません。そして、ClubHouseにおいて、マンガ業界の方から、例の飛ばし記事について言及があり、それも否定的なものでした。

ClubHouseにおけるジャンプ界隈の業界人の怒れるコメント

その人曰く「映画配給会社関係者」「同・映画配給会社関係者」「漫画雑誌編集者」ってだれだよ? そんな嘘をばらまかないでくれ、でした。

何がしかの調整をしていることは間違いないでしょう。ですが大前提として言っていたのは「フジテレビが主導で調整が難航している」という話は無い、ということでした。

つまり、ドラゴンボール&ワンピ的、アニメ主導の引き伸ばしというのはまず無い、という話でした。スピンオフはあるでしょうし、映画かテレビか、ゴールデンかどうか、という判断はフジテレビに委ねられるでしょうが、フジテレビ側から作品への介入はないということです。

ひとまずそこについては安心できそうですね。

いずれにせよ「やらない」という選択肢は無いでしょう。私が思うのは続編についてはギリギリまで「情報伏せてるだけ」だと思いますけどね。もう動いていると思いますよ。

鬼滅の刃は「ufotable」が製作を請け負っていますが、ufotableって今、何本コンテンツやってます?Fateと鬼滅とあとは刀剣乱舞しかやってないんですよね。

フェイトは、ヘブンズフィールが終わったんでしばらくはなさそうです。もう一つの刀剣乱舞は今作っているんでしょう。そして、鬼滅のときからTVと劇場は同時にやっていたことを考えると、もう既に動いていることは大いにありうる。でないと間に合わないですからね。

予算も人員も増やされているでしょうから、おそらく春くらいに続編の告知があって、公開は秋口くらいじゃないかな、と。流石にそれ以上待たされたら、お客さん離れますよね。(※20200214追記:発表ありました遊郭編2021年だそうです。やっぱ秋やろ?)

何れにせよ、引き続き待ちましょう。

遊郭編 2021年放映
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