鬼滅の刃〜遊郭編に登場したムキムキネズミの実存を雑考察する

鬼滅の刃

鬼滅の刃の遊郭編、面白いですよね。

宇髄天元はかっこいいですし、炭治郎、善逸、伊之助、そして禰豆子は相変わらずの大活躍。相手方の堕姫、妓夫太郎も敵ながら業を背負った深いキャラクターです。

特に、炭治郎禰豆子の関係と堕姫、妓夫太郎を対比させたドラマは秀逸でした。

さてそんな感じで唐突に褒め殺した遊郭編ですが、今回はこちらを取り上げたいと思います。

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ムキムキねずみ

ムキムキねずみ、ほぼ一瞬しか登場していませんが、気になりますよね。

ムキムキねずみとはなんでしょうか?

それは、宇髄天元が鍛えた、サポートキャラの一種です。

©吾峠呼世晴/集英社

特殊な訓練によって、知能が高く、一匹で刀一本を持てるほど、力が強いのだと言います。初登場は76話。ファンブックによると選抜は宇髄自らが行っているらしく、基準としては知能や筋力の他に、自身の筋肉に心酔できるナルシズムの必要なんだとか。

本編においては、その見た目のインパクトから、密かに注目を浴びているキャラクターでした(私の中で)。

で、

今回は、そんなネズミが実在しうるのか検証したいと思います。

ムキムキねずみに必要無能力は先述した通り、いくつかあります。今回は三つの切り口で検証したいと思います。

  1. ネズミに刀を運ぶだけの力はありそうか?
  2. ネズミに刀を運ぶだけの知能はありそうか?
  3. ネズミはムキムキになれそうか?

まず一つ目──

刀を運ぶだけの力はありそうか?

劇中においてムキムキねずみは、刀を一本運べるだけの力があると言いました。ではそもそも刀とは何キロくらいあるのでしょう? 一般的な刀の重量は大体800グラム〜1500グラムだそうです。これは鞘も含めた重量になります。ちなみに実用されていた大太刀でいうと5kgくらいまでのものがあったそうです。

ですが、炭治郎たちの扱う刀は、サイズ的には一般的な大きさに見えますので、ここでは鞘も含め1500g程度と考えて計算したいと思います。

次に、参考として一般的な、人間のムキムキ=ウェイトリフティングの選手が大体自重の何倍までの物を持ち上げているのか調べてみました。情報によると、ウェイトリフティングにおいて56kg級の選手は、最大で170kgほどのバーベルを持ち上げるそうです。これは自重のおよそ3倍の数字になります。

つまり、刀が1500gだとすると、大体500gの体重のネズミであれば、刀を持ち上げることができる可能性がありそうです。

次にネズミの自重についてチェックしてみましょう。ごく一般的なクマネズミ=通常ドブネズミの最大サイズの重量はおよそ500gだそうです。

おっと、ぴったりですね。

つまりクマネズミは、鍛えれば、1500kgの刀を持ち上げる可能性があるということです。ちなみに、ネズミ種の中で、最大のサイズを誇る齧歯類は、カピパラだそうです。最大重量は60kgと、ちょっとした大人と同じ重さだといいます。カピパラで考えると、ネズミは180kgのもの持ち上げる可能性があるってことですね。雑な計算ですけど。

さて、次に知性について。

ネズミに刀を運ぶだけの知能はありそうか?

ネズミは、訓練することで、刀を運んだりすることができるのか?

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、ネズミというのは非常に知能の高い動物です。もちろん、人間のように、未来を予測して、選択的に物事を判断することは難しいですが、少なくとも、危険察知や特定条件における回答を導き出す能力は、人の想像をかなり上回るの能力を持っています。

例えば、クマネズミは飲食店において、一度引っかかった罠にはひっかかることがないと言います。また、人には聞こえない低周波の鳴き声による簡易なコミュニケーションを取る事でも知られており、群れの中での情報共有というのもある程度可能なのだそうです。

そしてネズミというのは、身体に対する脳のサイズが、生物の中ではかなり大きい方で、その能力の多くを認識力に割いているんです。それゆえに、人類は有史以来、ネズミとの戦いに苦労してきたんですけどね。

また、ご存知のとおり、ネズミは芸を仕込むことができる動物でもあります。

そう考えると、特定条件下において、動機付けを行うことで、ある地点からある地点へと物を運ぶ、あるいは呼び寄せることで、物を持ってきてもらう、というのはできるかもしれません。

もちろん、劇中のムキムキネズミのように、持ち上げて二足歩行で物を持ってこれるかというと、それは不可能でしょう。あるいは、刀を保持しての、狭い場所での移動をうまくできるかというと、そこは一工夫必要かもしれません。

ただ、知性的には、何かを運んでもらう、というのは十分に可能であると予想されます。

さて、三つ目です。

ネズミはムキムキになれそうか?

自重の三倍の重量を持ち上げられるとしても、ネズミがムキムキに鍛えられなければそれも不可能です。

では、果たして、そんなネズミを鍛えることができるのか検討してみます。

──彼らはムキムキにできるのか?

プロテインを飲ませる? 筋トレをさせる?もちろん、そういう方法あるでしょう。ですが、実は他にも手段があります。

かつて人間たちは、ネズミをムキムキにする実験をしています。

哺乳類の肉体には、筋肉の発達を阻害する、「ミオスタチン」や「アクチビン」という物質があることが知られています。これらは、体内に内分泌されることで、生物の身体に無駄に筋肉がつきすぎることを防いでいるのです。

そして、生物はこのミオスタチンが阻害されると、なんとムキムキになってしまうのです。さらに、人間の研究者は、ネズミにおいて、このミオスタチンを阻害する物質を投与したり、遺伝的にミオスタチンが分泌されないネズミを作ったことがありました。

つまり、遺伝的にムキムキするネズミを選択的に飼育するか、ミオスタチンを阻害する薬を投与すれば、ネズミはムキムキすることができるのです。

これで条件が揃いました。

選択的に、ミオスタチンが阻害されたネズミを繁殖すれば、まずムキムキのネズミができます。さらにそれを、条件付けによって、教育することで、目的に対して相応の知力を発揮する、ムキムキネズミを作ることができるのです。

©吾峠呼世晴/集英社

おそらく、宇髄天元さんは上記に挙げたようなノウハウを駆使して、ムキムキねずみを作ったのだと思います。

©吾峠呼世晴/集英社

いやぁ、忍者って本当にすごいですね。

以上

ムキムキネズミの雑な考察でした。

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