女子も男子も若いウチに知っておきたい、差が付く情報ツールのナナメな使い方

興味・雑記

このあいだ、とある後輩くんに、何年ぶりかに会いました。ちょっと出世していて驚いたんですが、話してみたらお礼を言われました。何かしたかな? と思ったんですが、そう言えば昔進路についての相談を受けたんですが、確か丁寧に対応してあげたな、と。

それについて、ちょっと色々思い出したことがあったので、タイトルのとおりいくつか話てみたいと思います。

進路悩めるボーイ

その後輩は、当時まだ学生でした。相談というのは進路とか生活とか、社会に出てからの話についてが主でした。彼は就活を控えていたんですが、世の中のいろんな情報にちょっと翻弄されていて、ナーバスになっていたんです。曰く、どの情報も口当たりの良いことばかり行っていて、自分の将来のために本当に役に立つのかわからない、と。

私は、そんな彼にいくつかアドバイスを与えました。しかし、難しいなと思ったのは、彼が社会における物事の全体像や相関関係がいまいち把握出来ていないことでした。ようするに「何が分からないのか分からない」という状態にあることでした。例えば、どうやって本当に必要な情報にアクセスしたらいいか、その取っ掛かりが分から状態にあった。

全体像が分からないボーイ

当時、彼は持っている「夢」と、現実的な「プロセス」の間には、大きな溝がありました。そこにたどり着くにはどうしたら良いのか自分自身では答えが出せなかった。

何故わからないのか? それはシンプルな話です。持っている情報量が少なすぎて、体系的に目的とする物事を捉えることが出来ていなかったことです。故に、判断が付かず、決断ができなかった。たどり着く方法を見いだせなかった。

多くの人は社会に出て3〜5年ほど社会人経験をつめば、物事というのはだいたいどうなっているか分かると思うんですけど(諦めも含めて)、彼は「希望するジャンル」において、そういうレベルにはたどり着いていなかった。たしかにマイナージャンルなので仕方ないんですけどね。

判断するにはその対象となる物事の全体像を知る必要があった。しかし、それを説明するのはけっこうたいへんです。というか、私だって調べなければ分かる話ではなかった。更に僕も細かく教える時間も無かった。そこで、僕は目的の情報が得られるようにと、大まかな情報収集のメソッドだけを教えることにしました。

具体的には、WEBにおけるある情ツールの使い方についてです。

全体を把握することの大切さ

一昔前の情報収集というと、本を調べるか、先人たちに聞くくらいしか選択肢がありませんでした。

それが、私が学生だったころから、ネットが発達しはじめて、情報収集にネットを使えるようになった。これは本当に大きな変化ですよね。しかし一方で、手軽であるがゆえに、得られる情報は断片的で、恣意的で、口当たりの良いものばかりが溢れ、全体像の掴みづらいものになってしまった。

情報というのは、往々にして欲しい一点の情報だけでは機能しないんですよね。周辺情報も得ることでようやく意味が分かるものがほとんどなんです。物事の全体像を知り、体系化して把握することが大切で、そのためには、一見無駄とも思える周辺にも目配せをしなければいけない。

体系を意識すれば芋づる式に他が見えてくる。学生時代は私もこれが本当にわからなかったんですけどね。

この話をすると、彼はすこし「大変そうだな」という表情をしました。本を買ったり誰かに会いに行ったりと「時間とコストが掛かりそうですね」と。

実はタダでも出来る効率的な情報収集

なんだか面倒くさそうな話に聞こえてしまったようなので、私は自分の言葉を訂正しました。

本を読んだり人に聞くのはもちろんですが、その前段として、出来る情報収集はいっぱいあるよ、と。とくに、今のネット社会においては、ツールを逆手に取ることで、全体像はいくらでも効率的に見ることができる

例えば彼の悩みというのは、ざっくりいいますと、付きたい職業がピンポイントすぎて、役割としては確かに存在しているが業種としては存在しなかったことにありました。ならば、どうするのか? どこに入り込むと、その工程に絡むことが出来るのか調べる必要があった

こういうふんわりとした物事についての情報を調べる時に重要なのは、希望する目的そのものではなくて、その「界隈」のニーズを知ることです。これにはちょっとした視点の切り替えが必要です。

アクセスしたい業界についての内情を知るための方法として、私が営業時代によくやっていた法人や業界情報収集手法の一つに、求人サイトを利用するという方法がありました。私は、彼の希望する問題解決のために、そのやり方を例の一つとして彼に教えました。

情報は横断的に見ることで価値を変える

求人サイトを使うとか、普通じゃん、とか思うかもしれません。

でも、ちょっと視点を変えた使い方をするんです。

視点を変えると、いくつかの求人情報サイトというのは企業情報を収集するためのツールとして本当に使いやすい。

何故ならば、ああいうものは簡単な会社概要、業界の雑感、推しの事業、そして求人=いま活況な部署&苦手な所が一発で分かるからです。いちいち、会社のHPを見るよりも、よっぽど簡潔で適切な情報が溢れています。

一番わかりやすい例として、口コミサイトの定番転職会議を例に取ってみましょう。

たとえばこのサイトはジャンルは本当に細かく別れていて、私の考える目的としてとても使いやすい。法人名を検索すれば、仔細がシンプルに纏められています。さらに、会社所在地とURLまである。無料だし、会員登録すれば、けっこう細かいところまで見える。

Copyright © Livesense Inc. All rights reserved.

企業や業界の情報を簡潔にまとめて見ることが出来るというのは本当に、営業方面での情報収集で役に立ちます。エクセルにコピペして持ってきて体系化することも簡単ですし。これがウィキや企業HPとかだと、フォーマットがバラバラで結構めんどうくさいんですよね。

Copyright © Livesense Inc. All rights reserved.

さらに、企業側のニーズについての把握も簡単です。ジャンル分類から業種にいって、求人をみれば、その企業や業種が何を求めているのか一発でわかります。そこに求人として書いてある業種とスキルが、今最も求められている物なんです。つまりは、その界隈に入り込むには、それを用意して「できます」と言えばいい。仕事の営業ならその会社にコネクトしたあとで、求められているスキルに関連する業務について「ウチが代わりにやりますよ?」と言えばいいんですよね。

そうでないにしても、何をとっかかりにして何をすればいいか明快になります。記載されているスキルやワードを調べて、そこから必要な情報を身につけることにつなげることだって出来る。

さらに転職会議が使いやすいのは、他の求人サイトとちがって、忌憚のない極端な口コミ(笑)が豊富な記載されていることです。

口コミというのは、誇張されていますから、いろいろなところでその危険性が謳われています。曰く「鵜呑みにしてはいけませんよ」と。ですが、ちょっと視点を変えてみましょう。そこにあるのは、書き込んだ人たちの生のリアクションなんですよね。

そこには、文句があります。称賛もあります。専門用語も飛び交いますし、ビジネス上の要点も記載されています。つまりその業界や会社のニーズや改善点がダダ漏れなんですよ。従業員が文句を言っていたら、その範囲が駄目ってことですよ。褒めているなら強みです。なら、入り込むにせよ営業するにせよ、そこに対して提案ができればいい。とくに転職会議のような「雑な口コミ」ほど、お金と仕事が発生する場所がどこにあるか、よく分かるんですよ。

業種×働いている人のリアクションから、その会社、その業種、その業界の何が良くて何が悪いのかまで、よく見ていけば一発でわかります。

大切なのは自分の「やりたい」よりも「やって欲しい」に応えること

ここまで、求人情報の見方が理解できれば、後は簡単です。

夢にたどり着くには、その界隈を知ること。もっというと、自分の「欲しい」ではなくて、その界隈の「したい事」「してほしい事」を知ることです。求人サイトには自分の欲しい物ではなくて、相手の欲しい物が溢れているんです。

ならば、相手の「欲しい」を自分の「欲しい」とうまく重ねるように振る舞う&スキルを重ねることで、自分自身の夢や自己実現につなげるのが、最も効率的なんです。

よく、あの情報サイトは嘘ばかりとか、駄目だとか、そういう情報が飛び交っていますが、私は「使い方が間違っている」と常常思っているんですよね。

そこにあるのは、一見私たちのためにあるように見えて、実は、相手の「欲しい」が並んでいるんですよね。

それに気づいて、世のサービスやツールを見ていくと、実は結構斜め上の有用な使い方ができるんですよね。

夢を叶えたいボーイは夢を広めるボーイに

さて、件のボーイですが、その後どうなったか?

冒頭に掲げたとおり、彼はアドバイスを受けてスキルを身に着け、目的の業種にまんまと入り込むことができました。夢を叶えたいと願っていた彼は、仕事のクリエイティブをとおして、今は夢を与える側に回っています。

それは私にとっても、嬉しい報告でした。あと私にも仕事を回して下さいと伝えておきました。

いろんなツールがあっていろんな思惑のある世の中ですが、結局、そういうものをタダで裏技的に使いこなした人がやっぱりうまくやっていくとおもうんですよね。

彼はセンスよく要領がよかったから、私の言わんとする要点を抑えて、応用してみせた。そういうの本当に大事だなと思います。というか、彼と同じ年頃のときに、そういうことを教えてくれるメンター、私も欲しかったな。

参考情報:転職会議

タイトルとURLをコピーしました