呪術廻戦〜五条悟は「カッコいい」が全部詰め込まれた、中二が焦がれるチート能力キャラなんだって事

呪術廻戦
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五条悟、かっこよすぎて辛いね。こんなに誰かをかっこいいと思ったのは、シャルケ時代の内田くらいだよ、ほんとに。

という訳で(?)、なんで五条悟がカッコいいのか、もう本当に好き勝手に論じてみたいと思います。

まずプロフィールの再確認。

五条悟の(雑)プロフィール

年齢:28歳
生年月日:1989年12月7日
身長:190cm以上

呪術高専所属の特級呪術師。お酒がのめず、好きな食べ物は甘いもの。イメージソングは『未だ見ぬ明日に』ASIAN KUNG-FU GENERATIONと『Shame On Me』Aviciiだそうです。

なんで、呪術廻戦のキャラってイメージソングあるんだろうね?

わりと爽やかソングつけてきてるあたり、結構若いイメージなのね、って思ったんだけど本人28歳だしね。でも達観具合でいうと30歳こえてそうだけどね五条悟。

キャラクターは飄々として掴みどころがなく、ノリよく意味不明に周りを振り回す。落ち着きが無い訳でもないし、ネジが飛んでる訳でもない、ただ単にキャラクターとして明るい、明るくあろうとしている、ってことなんでしょうね。そこにちょっと闇を感じるけど。過去編とか見ると、特に。無理してない? 五条悟。一般人は守るが、任務のために犠牲も良しとするドライな性格。ちなみに、五条悟は自身のことをひねくれていると自覚しているようで、人を怒らせるのは得意。正論が嫌い、ポジショントークを揶揄する等の、傾向があるけど、これってたぶん作者の反映・・・ゲフンゲフン。ただ、学生時代に比べたら、だいぶ丸くなっている。

六眼というなんだか写輪眼っぽい(コラ)名前の能力を持っており、そのせいで目が綺麗で、んで隠している。なお、効果は写輪眼とは違うし、元ネタは仏教用語らしい。

対人関係について(簡潔に)

伏黒恵とは、擬似的な師弟関係に見えるよね。禪院家出身の才者である恵には、御三家出身の身としては、なにか通じるものがあったのかもしれない。憎まれ口を叩かれつつも、それを容認し、互いに良い距離感。

虎杖とは、見ての通り、五条の野望的なものと興味の延長で、庇護を決めて育てている。こちらも関係は良好。

学長の夜蛾は学生時代の担任だそう。家入は同級生、ナナミンは後輩。それぞれから、クズ、尊敬していない、等の評価をうけるも、信頼はされているもよう。

そして、夏油傑とは学生時代の同級生で、無二の親友。このあたりの、濃厚な友人関係というのは呪術廻戦における良くあるカップリング構図ですね。

術式や能力

術式は──曰く「僕最強」だそうです。

駆け足で説明します。無下限呪術という術をつかいますが、それは自身と他との間に無限を作る技だそうです。ブラックホールの事象の地平面みたいだよね。作者が言うには、アキレスと亀を例に出してるけど。

そしてこれの応用として、順転「蒼」、反転「赫」、虚式「茈」がある。よめねえよ。アオ、アカはともかくムラサキって読むんだ。細かくは別サイトのwikiよんでね。

そして固有結界──じゃなかった領域展開は無量空処(むりょうくうしょ)。仏教用語っぽいなあ、どれもこれも。効果は、感覚の行動への伝達を遮断するから判断がループするとか、そういう「なにそれこわい意味不明じゃん」みたいなやつ。科学的には何処を遮断しているんだろうね? 脳内神経系のシナプス? でも漫画上の設定だと観念的な話として、知覚と伝達の無限ループを促すとある。よくわからんがすごい技ってことで。

つまり、最強ってことです。

そしてこれらをひっくるめて、人気投票のTOP3にいつも入ってくるキャラクターだそうです。

なぜこんなに魅力的なのか?

見ていて思うのは、もうシンプルに、中二男子が想い、中二女子が憧れる、かっこいいが全て詰め込まれていますよね。

おそらくモデルとなったであろうカカシ先生も相当かっこよかったですが、パーフェクト具合でいったらそれ以上でしょう。

何がカッコいいって、その長身、ごつい指先、黒尽くめの外観、謎のアイマスクが、そそります。

そして、そのアイマスクを取ると、ちょっと童顔のイケメンなんです。はい、ここギャップです。そういうギャップはそそるんです。マスクとったらイケメンなのは定番ですしね。

そうそう、ギャップという部分でいうと、エグい強さを持っているにも関わらず、飄々としてアホな振る舞いをする所もそうです。それから、後輩に対してはいじりつつも優しいところもあるってあたりもギャップです。

あと身内からも割とビビられてるところも良き。たぶん、裏ではそうとうゲスくてひどい事をしているんだろうな、と。「ボクを何だと思っているんだ」とか言ってますしね。そしてなによりも「呪術師」として最強なんですよね。

うん、僕の考えた最強のヒーローなんですよね、五条悟って。

それをはずかしげもなくキャラにしてみせた。ヒロアカのオールマイトだって、最強の中に限界を持っているというのに。

現代の街を舞台にNARUTOあるいはDBをやる?

五条悟が強い理由は、ようするに作者が中二だから──というのはもちろんですが、別の話で言うと「人知を超えてキャラクターを動かしたかったから」だと思っています。市街地を背景にしてキャラクターに七面六臂の活躍をさせたい。

たとえば、ナルトの世界やドラゴンボールの世界では、あたりまえに人外の存在が格闘をしていた。それは、その世界観なりの理屈があって納得できて楽しめるものだった。

じゃあ、それを現代で行うにはどんな能力が必要なのか? 世界観を破綻させないためにはどうすればいいのか? そうやって、考えた時に出てきたのが、僕らの文化風俗の延長に住んでいて戦う、呪術師という存在。呪霊という存在。そして、五条悟を始めとする、能力を持った者たち。

呪術師や呪霊の力って、そこだけみていると軍事とか国家とかそういうパワーバランスをひっくり返しかねないですよね。宿儺にしてもそうだし。しかしそうはならないのは、呪霊や呪術師の能力は、あくまでも一般人や世界に対しては、厄災や天災としてしか跳ね返ってこない、目に見えない扱いになっている。

このあたり、よく出来てるなと思う。領域展開という、実世界に影響を与えない場所に自分と相手を引き込むというのも、現実世界との整合性を合わせるためのアイディアだとも思えます。

そうして、特殊な裏の世界観に対して、アクションや活躍をしてみせるための、最大限の魅力を詰め込んだベンチマークとなるキャラクターが、今の時点では五条悟だってことなんだと思います。

ただ、あまりにも強すぎるのは、先に述べたとおり、芥見下々先生の中二心が発露した結果なんじゃないかな、と思ってますけどね。

五条悟よ何処へ行く?

さて、そんな五条悟ですが、無敵のままで渋谷に封じられていますね。おそらく、遠からず仲間たちの活躍によって開放されると思いますが、今後も最強のままなのでしょうか?

何がいいたいのかと言うと、最強というのは、実は物語にとって良いことばかりではないということです。

渋谷事変にて封じられた五条悟というのは、劇中にあってそれほどまでに世界観を壊す存在だってことです。だから、束縛する必要があった。物語本編の中でも、劇中のキャラクターとしても動きを止める必要があった。でないと、他のキャラが活躍できないので。五条先生だけいれば事足りる話になっちゃうんで。

つまり、仮に渋谷事変のあとで開放されたとしても、このままだとまた物語の邪魔になる可能性が強いと思っている。何らかの封じ手を使う必要があると思うんですよね。あるいは、場合によっては退場だって考えられる。

退場する場合は、それなりのエピソードとお涙頂戴な道連れが必要です。最右翼は、夏油傑です。彼との関係にどう決着をつけるのか? 一度過去編にて、自ら手を下していますが、もし五条悟が退場をする場合は、おそらく彼に絡んだちょっと切ないエピソードが生まれると予想されます。

ま、そうでないにしても、何らかの枷が、渋谷事変後に課せられると思っています。開放されたあとで「僕、今回の一件のせいで、おいそれと出歩けなくなっちゃったんだよねー」とか、言いそう。

ファンとしては、願わくば、ココぞという時に活躍する彼の姿を引き続き見たいなって思うのです。物語の面白さを優先するのか、五条先生のカッコよさを優先するのか、ほんと悩ましい限りです。

そんな最強にして、究極にして、中二の夢が詰まった五条先生は、いったいどこへ向かうのでしょうね? いずれにせよ引続いて、目が離せません。こんなことはシャルケの内田以来です(しつこい)。

どこへ向かうのか、という考察は、ちょっと思うところがあって、いずれまたどこかですると思います。(2020年12月4日追記:「呪術廻戦〜素顔の見えない五条悟に込められたメッセージと、彼が支持されるヤバい理由」)今回は、五条先生のカッコよさについての、毒にも薬にもならない雑文として、一旦終わろうと思います。

お読み頂きありがとうございました。

呪術廻戦〜素顔の見えない五条悟に込められたメッセージと、彼が支持されるヤバい理由
呪術廻戦の五条悟がかっこいい。 そんな事は誰しもわかっていることだと思います。そして、僕はあのキャラクターに、一つちょっと他の作品のキャラクターにはない特徴があると思っています。 今回は、それについて解説したいと思います。 珍しい「最強すぎ
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