呪術廻戦〜伏黒恵のかわいい式神と優遇されたその能力と立場

呪術廻戦
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

伏黒恵かっこいいですね!(挨拶)

呪術廻戦は、劇中に様々な能力をもったキャラが存在しますが、中でもこの伏黒恵というキャラクターは特別です。彼は式神を使役し、呪術師として呪物の駆逐にいそしむんですが、映えるしカッコイイし強い。そして、ポイントはそれが彼だけに許されていることだという事。

今回は、そんな伏黒の劇中能力について解説してみたいと思います。

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伏黒恵の能力

術式

「十種影法術(とくさのかげほうじゅつ)」

伏黒といえばコレですよね。彼は式神使いですが、それを十種操れることを表した中二めいた名称の能力がこちら。十種影法術。「じゅっしゅ」じゃなくて「とくさ」ですよ! なにその中二な読み方。

設定上は禪院家相伝の術式の一つだそうです。手で影絵を作ることで、それに対応した式神を召喚する、と。なにその中二な発動プロセス。かっこいい。

呪力の消費量の兼ね合いで、一度に出せる式神は二匹までだそうです。種類によっては一匹しか呼び出せない。そして、式神は破壊されるとその能力を他のものに引き継いだり出来るんだそうです。

最初に使役できるのは、二匹の玉犬とよばれるワンコだそうです。そこから、少しずつ契約の儀式を行って増やしていくんだとか。その儀式は結構エグくて、ようは式神とデスゲームをして倒すことでようやく使役できるようになるという。

ちなみに、名前の由来は日本神話に登場する十種神宝だそうで、式神にはそれぞれに対応する紋様がついている。また影も利用できるらしく、真希パイセンの呪具をそこに、四次元ポケットのように入れて持ち運んだりすることもあるようです。

次に、それぞれの式神の解説。

玉犬「白」

真っ白なワンコ。両手で犬の影絵を作って呼び出す。嗅覚による探知能力と戦闘能力がある。虎杖と釘崎にモフられたが、特級呪霊によって破壊されちゃった可愛そうな子。

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玉犬「黒」

白の色違い。同じく、呪いを嗅ぎ分ける嗅覚を持ち戦闘が可能。こっちはまだ健在でモフれる。

玉犬「渾」

体の一部が白い巨大な黒ワンコ。破壊された白の能力を黒に引き継ぐ形で生まれた式神。強そう(こなみ)。二本足で立って移動するから、ワンコというより狼男感あるのよね、彼。伏黒はその腕たくましいに抱えられることもある。攻撃力だって強い。目がわりとイッちゃってる。かわいくない子。

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鵺(ぬえ)

仮面をつけた巨大な怪鳥。鳥の影絵で召喚する。飛行能力があり、電撃も使える。基本的には広い場所に出して、偵察や攻撃をさせる事ができる。日本古来の妖怪のぬえは電撃は使えたけど、飛べたっけ? いちおう雲に飛び乗る等はあったけども。あと仮面は鵺を模しているよね彼。

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大蛇(オロチ)

単なるデカイヘビ。腕をヘビ風にして召喚する。戦闘に使っていたが、大した活躍もせず宿儺に壊されちゃった。かわいそう。

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蝦蟇(がま)

この記事を書いているときに、蝦蟇ってのはこんなややこい字を描くのだと改めて把握しました。ようするに、ようするにモデルはガマブン太ですよねこれ。🐸の中には人をしまえるくらい大きい。釘崎が食われてたけど、たぶんアクア様とかも余裕で入る。あと舌で敵を絡めたりできる。

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不知井底(せいていしらず)

鵺とガマブン太を合体させた、拡張術式。なんでも有りかよ式神。見た目は羽の生えたカエルです。単体でも弱いけど、破壊されてもまた出せる便利な式神。これ、名前の由来ってさ「井の中の蛙大海を知らず」を逆にして「空を飛ぶカエルは井戸の底を知らない」っていうことだよね。誰名付けたのだろう? いや作者なんだけどさ、劇中これを伏黒が考えたのかと思うと「不知井底、いいな、それ」とかしてたら、キュンとする(謎)。

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満象(ばんしょう)

ぞうさんです。伏黒も好きですが、ぞうさんはもっと好きです。森羅万象の万象からのもじりかな。鼻から水プッシャーしたり、体当たりしたりとパワー系の使い勝手ができる存在。ただし呪力の消費が大きい模様。

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脱兎(だっと)

その名の通り。ウサギさん。大量に呼び出してオラつくことができる。揺動撹乱用。うん、モフりたい。

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ここまでで式神9匹だけど、統廃合した差し引きはどうカウントするのかちょっと不明。そして、最終奥義として10匹目がいる。

八握剣 異戒神将 魔虚羅(やつかのつるぎ いかいしんしょう まこら)

伏黒の影法術における最強の式神らしく、歴代術者が調伏できなかった化け物だそうです。人の形をしており、身長は伏黒の2倍。剣を持つ。由来は、八握剣と摩虎羅大将だそうです。こんなん。

劇中において、伏黒が危機に陥った際に自分の命と引換えに召喚しようとする、死ぬ死ぬ詐欺的な使われ方をする式神さんですね。

そしてこの摩虎羅さんの能力は、あらゆる事象の反転対応だそうです。つまり、後出しジャンケンでどんな事象にも対応するっていうチート。格闘能力も一級品であり、触れることすら敵わない宿儺をパンチでふっとばしている。そりゃ、宿儺も伏黒を惚れ直すわ。

さて、伏黒はこの式神、摩虎羅さんを使いこなすことができるようになるのでしょうか?

伏黒恵の領域展開

続いて伏黒恵の領域展開について。領域展開とは、Fateにおける固有結界みたいなもので(コラ)、発動することで、術者の有利な世界に相手を引きずり込む。古くは、宇宙刑事ギャバンの魔空空間だとおもうんだよねコレらの由来。でも魔空空間ってモンスターの力が三倍になってもいつも負けてたよね。

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ええと、脱線しました。劇中領域展開は、呪力を持つモノの最大の大技ですね。そして伏黒のものは下記のような名称になっている。

嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)

読めん。でもGoogle予測変換で出てくるのすごいなあ。その領域世界は、暗い海が広がる結果で、影が次々と式神に変化し相手に襲いかかる。なにそのアンリミテッド式神ワークス。まだ不完全らしいけど、この先が楽しみですね。

伏黒恵の格闘能力

コレに加えて、伏黒はその自信の肉体でも戦います。彼は元ヤンチャな半グレボーイだったので、喧嘩は常人の中では図抜けて強いですが、呪術師連中がアレなやつらばっかなので、肉弾戦は弱キャラ扱いです。それでも頑張って身体鍛えているようですが。

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また、式神を作るために影絵を生み出す必要があって、そのため両手を開けている必要があることも、格闘を二番手にしている理由でもあります。ちなみに、戦闘のセンスは宿儺が惚れるほど優れているようです。最近は武器も使う。

伏黒恵だけに許された力

さて、ここまで見てきて幾つか気になることがあります。

式神ってネタ的にはスタンダードなんで、作品のノリでいったら、敵や味方にも毛色や種類の違う式神使いが、もっといてもいいと思うんですよね。伏黒に匹敵するくらいキャラが立ってるようなヤツが。でも、あんまいない。というか注目されていない。呪霊とかに式神を使うヤツがいましたが、術自体はあんまりクローズアップされてないですよね。なんか伏黒の専売特許みたいになってる。

まあ、これはキャラクターとして伏黒が優遇されていることの所以でもありますよね。ただ、その優遇されっぷりが異常です。

──通常、物語におけるキャラクター個別の能力といえばせいぜい2か3つでしょう。だけど、伏黒はその内訳として10種の特徴的名までに作り込まれた式神のキャラクターを持っている。さらに領域展開もある。彼が背負っているものも含めて、設定量のボリュームが他者と全く違っていますよね。

これはもはや主人公といってもいい。いやまあ、たぶん主人公の一人なんでしょうけど。

なぜ伏黒にだけ、こんなにもボリューム感ある複雑な設定が付与されているのか

まあ平たく言えばレギュラーだからなんですけど、身も蓋もないのでもう少し踏み込んだお話。

思うのは、五条悟にしてもそうなんですけど、芥見先生って明らかに設定マニアですよね。でも虎杖にはそこまで濃い設定はつけられていない。脳筋キャラに設定されている。

理由としては、主人公にその思いの丈をぶつけすぎると、複雑怪奇すぎて読者がついてこなくなるってことだと思うんですよね。だから虎杖(あるいは乙骨)については基礎的なパワーが強いという、わかりやすい設定にしている。その代わりに、変態的なまでの設定マニアっぷりを、伏黒や五条にぶつけている、と。僕にはそんなふうに思えてしまいます。

つまり、この式神という特別な能力は、本来の芥見下々先生の中二な夢が詰め込まれていると思うんですよね。そりゃ、中二な読者は心惹かれますよ。ジャンプマンガの最高峰の才能がその生活のすべてを削って、設定を盛っているんですから。

(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

そんな作者(神)の寵愛を受けた、伏黒が、強くカッコよく無いなんてことは、絶対に無いのです。そして恐らく、伏黒は作者と宿儺の寵愛を受けて、伸びやかにその魅力を発揮してくれるんじゃないかな、と。つまり伏黒は、いままでもそうだし、これからもファンに向けて、その伏黒恵の様々な魅力を詰め込んだ領域展開を引き続きとんでもないボリュームでしてくれるってことですよね!(自分でも意味不明な論理)。

そんなこんなで引き続き、呪術廻戦楽しみですね。

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