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魔女の旅々は、ツンデレ魔女が織りなす、癒やしとミステリとキュンとくる寓話の集まった物語です。

魔女の旅々
© 白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会

魔女の旅々が秋アニメとして始まります。せっかくなので放映前に見どころを軽くご説明。さて、この記事──ツンデレ魔女、なんてタイトルで書き出していますが、魔女の旅々の主人公は、言葉通りのツンデレさんとはちょっと違うかもしれません。

主人公のイレイナは、魔女の少女です。劇中世界では、魔法使いや魔道士のさらに上に、魔法の能力が秀でた存在として魔女がいます。魔女になる為には狭き門をくぐらなければならず、若くして魔女になったイレイナは物語世界において相当なエリートにあたります。

この物語は、そんな魔女イレイナが、かつて自身が魅了され憧れた書籍「ニケの冒険譚」になぞらえて、世界を自由気ままに旅をするお話です。原作小説は彼女のモノローグで進む一話完結で、語り口は「人類は衰退しました」作品の構成は「キノの旅」に近いですね。

そして、冒頭でツンデレなんていいましたが、別にイレイナには恋い焦がれる男子が常にいるわけではありません。彼女はエリートですから、下賤の者とまじわったりしません。逆にその達観した知見でもって、世界を冷静にただ静かに見て回るだけの存在なのです。ですが、若さゆえの好奇心や豊かな情緒でもって、人々と触れ合う中で、時に自身も冷静ではいられなくなるんです。

彼女は「ヒト」という大きな括り、ヒトの営みに対してツンデレなんです。彼女は旅先で関わる人々に対して基本的にはクールに対応します。概ね突き放した関係を求めます。ですがお人好しなのか、或いは事件に巻き込まれやすいのか、どうもしばしば騒動の渦中に身を置くことになって、事件を起こし、その人達と心を通わせ、また彼ら彼女たちの喜びや苦しみを見届けるんです。その絶妙な距離感が、訪れる国々でのエピソードを粒ぞろいの寓話にしています。

小説版は、基本的には一話完結ですから、おそらくアニメもそうなるでしょう。構成としてはライトミステリなんですが、寓話ですよね、コレ。

劇中、彼女が国々を訪れる中で、冒頭に出会いと謎がひとつふたつ転がってきます。イレイナは、それに関わって、謎を紐解いていきます。それは、直接的に事件になることもあれば、ただ、客観的に、物事の原因と結果を眺めるだけで終わることもあります。

しかし、イレイナの目を通してそれらを見た読者/視聴者は、イレイナと同じ様に、その謎、事件、人々の心の機微に、ちょびっと感情を揺さぶられるのです。たぶん、その時のイレイナと同じのように。

小説版の魔女の旅々はそんな物語です。さて、アニメの方はどうなるでしょうね?

© 白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会

あと、関係ないんですけど、イレイナて原作だと旅先でだいたい毎回、泊まった先の宿の風呂に入るんですよね。つまりは──毎回イレイナのお風呂シーンやるんですかね? どうなんですか? ※見れば分かるけども。

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