呪術廻戦雑感〜芥見下々はヒロインに厳しい漫画家だけど何でやろ?

呪術廻戦
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今回は芥見下々先生の作り出すヒロインについての短い雑感。

芥見先生、ヒロインにキビシない?

呪術廻戦って女子が萌えたり媚びたりしないことで有名ですが、見ていてつくづく思うのは、この作品の原作者の芥見下々先生は、ほんとヒロインに厳しいですよね。

呪術廻戦0からはじまって本編にいたるまで、だいたいヒロインは外観的には大いに傷物になっているっていう。

野薔薇さんしかり──

真希さんしかり──

そういえばりかちゃんも──

あと天内理子も──

だいたい、ヒロインポジは死ぬか人体欠損においやられている。

ヒロイン以外の女子はそこまで直接的な残酷描写はないんですけど、芥見先生、正ヒロインの描写に厳しすぎですよね。

さらに気になるのが男性陣です。

あんまり外見が欠損しない男性陣

反転術式を覚えた乙骨や五条悟が欠損しないのはわかりますが、伏黒もほぼ無傷で、虎杖はちょこっと傷つくにとどまっています。

周辺キャラは腕なくしたりしてますけどね。このへん、ちょっとレギュラーメンバーの女子と男子で、扱いちがいすぎませんか? などと思ってしまう。

なんでなんでしょうね?

芥見先生のジェンダー感が気になる

呪術廻戦という作品は、非常にジェンダーの扱いがフラットです。それは、過去の記事にも書いたとおり「恋と性に消費されない戦うヒロイン」ということで、男性レギュラーメンバーと対等にキャラクターが描かれています。

これは「時代の要求もあって、そうなっているのだろう」と、かつて論じましたが、いうても同記事で並列に語っていた、進撃のミカサにしたって、多少なりともエレンに好意を寄せ、女子らしいところも描かれています。

それに対して芥見先生の女子たるや、男子以上に言動はアレだし、肉体的に修羅の道へ進んでいる。ヒロイン組以外も、たとえば庵歌姫先生も顔に傷跡あるしね。

というか、虎杖や伏黒のほうが曇ったりヒロインぽかったりする。

これは先生のどういうジェンダー感によるものか?

高田ちゃんをみるに、女子たるもの強くあるべし、というのがありそうなのはよくわかるんですが、真希さんの丹下左膳ばりの(たぶんワンピのゾロオマージュ)片目欠損全身火傷痕のフィジカルギフテッドメスゴリラっぷりをみるに、ちょっと別のフェチズムを抱えた方かもしれない、などと勘ぐっています。

女子は口汚く罵って傷だらけになったほうが映えるとでもいうような。そういう、部分を勘ぐってしまうレベルで呪術廻戦の女子はオラオラしつつ肉体的に傷だらけなんですよね。

気になるのは劇中において唯一、漫画的女子キャラに見える三輪霞ですよね。もしかしたら、彼女にもとんでもない苦難がまっているやも?

で、今回の記事、ようするに何が言いたいかと言うとですね「芥見先生の女性観って、ひょっとすると特殊性癖方面なんじゃ?」という、疑念なのです。

それがいい悪いという話ではありません。そうであるならそれで問題はないのです。そうだったとしても呪術廻戦は、抜群に面白い事に変わりないんですからね。

ただ、そのあたり個人的には、もうすこしはっきり認識したいな、などと思っておるのです。先生、かつては足が太くてごついのが好きだったりします。一方でめちゃくちゃ女子の言動にリアリティがあったりします。どうも芥見先生、怪しいんですよね。心のなかに、何か特殊な女子が住んでいるんじゃないかしら?

誰か専門家の方、先生の性癖をプロファイルしてくれませんかね?

そして、そんな芥見先生に描かれる呪術廻戦の女子キャラの明日はどっち!?