呪術廻戦〜パパ黒こと伏黒甚爾がヒモなのにカッコよくて困るし、チョイチョイ復活しそうでよかったなって思う

呪術廻戦
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呪術廻戦は魅力的なキャラクターが多くて困る作品ですが、中でも大穴めいて魅力を発揮する人物が、伏黒恵のお父さん。パパ黒こと伏黒甚爾です。

アニメではまだ未登場ですが、本編過去編に出てきて大活躍でした(強敵として)。今日はそんなパパの魅力を雑プロフィール交えつつ語りたいと思います。

ややネタバレあるので、本編未読の方はお気をつけください。あとだいぶ願望こもった駄文です。

パパ黒の雑プロフィール

パパ黒は、ご存知伏黒恵のお父さんですね。

出身は、呪術界御三家の一つ禪院家です。設定としては生まれつきまったく呪力がないことで、禪院家での扱いが非常に悪かった。しかし、呪力をもたないという天与呪縛によって、ずば抜けた身体能力をもった超人でもありました。

仕事は暗殺等の荒事ですが、賭け好きのクズでよく女性のところを転々とするヒモです。細かな設定は他のwikiでも見ていただくとして、パッと見た印象は、マッチョな元ヤンのチンピラです。外見は、五条悟に匹敵する長身とガタイのよい身体をもっていて、彼も鎖骨がセクシー。タレ目で、不遜な笑みを浮かべ振る舞い、五条悟には負けてしまいましたが、劇中屈指の強キャラです。

そして、その声は、弱虫ペダルの荒北さんで再生されるんですけど、私だけですかね・・・。まだ声優決まっていませんが、ぜひ荒北さんの声優、吉野裕行よしのひろゆき)さんでお願いします!

で、こういうキャラって、実はあんまりいないので魅力的です。ワルイ男って、なんでこんなにカッコイイんでしょうか。

古式ゆかしいチンピラ

呪術廻戦ってわりとクズでチンピラキャラでてきますけど、いちおう分類がありますよね。

五条悟や夏油傑、また東堂葵というチンピラ風キャラは、どちらかというと平成以後のスタイリッシュな(?)チンピラです。

ですが、この伏黒甚爾というキャラクターは、世代差があるのか、ファッションにもちょっと疎そうで、なんというか、平成以前のやや昭和はいったチンピラ臭がします。学生のころはギリギリリーゼントだったんじゃないか、と。

いや、この辺も荒北さんイメージに侵食されているだけかもしれませんけどね。

なんでそんな印象なんだろう、と考えたんですけど、やっぱりパパ黒はヒモキャラ、クズキャラとしての言動やリアクションがちょっと前時代的でベタベタだと思うんですよね。

作者が、そういう世代間の差を意識したかどうかわかりませんが、そこも五条悟や夏油、東堂、また真人らに比べて、キャラが立っていて魅力的なのです。いうても、現呪術廻戦のレギュラーメンバーは極めて現代的でおしゃれですもの。

対して、このパパ黒は魅力はおしゃれじゃなくて、その肉体であり所作であり、雑な言動です。知性の欠片もないクズな感じがたまらない(そのかしワルい勘はめっちゃするどい)。そりゃ女子にもてますわよ。

パパ黒の魅力

さて、そんなパパ黒ですが、実は本編において、息子の伏黒恵との直接的な絡みはあんまありません。むしろ、伏黒恵は父親がどんな人物だったかよくわかっていない。

対して、パパ黒は、息子のことをどうおもっていたのか? このあたりが、物語上の展開のなかで、ちょろっと出てきてちょっとキュンってするんですよね。

パパ黒は、表向き家族のことを厭わない、クズなやつとして、伏黒恵とママを捨てて放浪してくらしていました。恵も、やんわりと、クズだったと聞いているような素振りを見せています。

そして、恵の預かり知らぬところで五条悟に処されるわけですが──ていうか、五条悟って伏黒恵にとって父のカタキですね。

脱線しました。

恵は、父親のことを本当にほとんど知りません。相手が自身に対して何を思っていたのかももちろん知りません。それが、渋谷事変のあるワンシーンで息子に対して、僅かながらも気にかけていたシーンが出てきてちょっと切ないや嬉しいやで、大変でした(よかったな、私が)。

パパ黒の魅力っていうのは、DV彼氏に近い中毒性があると思うんですよね。ていうかDV彼氏ですよね。かぐや様の伊井野ミコあたりはコロッとやられて貢ぎそうです。

「あー、カツアゲとか思わないんで欲しいんだけどさ、ハラへっちゃって・・・ちょっとさ、500円貸してくんない?」

とか言われたら私、お昼代貸すんだろうな。しかも「細かいのないんで1000円でいい?」とかいって。

「ありがとうな、こんど返すから(絶対返さないパターン」

とかいわれて、なんか嬉しくなると言うか、なにその謎の展開とパパ黒のゲスい包容力。

伏黒甚爾の再出演はある?

いやね、伏黒甚爾の再出演、けっこう期待していいと思うんですよ。

渋谷事変のあのタイミングでなにがしかの呪力の作用で出て来たってことは、伏黒甚爾の残穢はまだあの劇中世界に残っているってことだと思うんですよね。

彼は呪力をもたず天与呪縛によってとんでもない力をもっていた、それが世を呪って無くなっているはずなんです。未練なく死んでいるとは思えない。

そう考えると、呪霊側や呪術師側の範囲外にまだ息づいていて再登場しそうなんですよね。

ていうか、作者が伏黒甚爾というキャラクター好きな気がするんですよね。登場するとして、伏黒恵とその姉の呪のエピソードで出てくるんじゃないかと思っている。

おそらく、かつて出来なかった家族サービスを恵にしてくれるんじゃないかな、と。なんなら、影として恵が使役する式神の一部になるまである。勝手な妄想ですけどね。

伏黒甚爾と恵の存在しない記憶

勝手な妄想といえば──やっぱり気になるのは、パパ黒と恵の親子カットです。そういう絵が、ネット上には散逸していて、いろいろと捗るってもんです。

本編ではぜひ、噂される虎杖悠仁の能力「存在しない記憶」を発揮していただいて、恵と甚爾の親子カットを登場させていただきたいと思います。

というか「存在しない記憶」設定って、よく考えるととんでもないですね、ファンの側でいくらでも二次創作しちゃって存在しない記憶を生み出せる。いや、そういう使い方じゃないのかもしれませんけど。

はぁ、でもマジで見たいわ。

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